登校拒否はいつまで続くのだろうか

今週月曜日、体育の授業があるという理由だけで登校をしたキューリくんであった。

ところが日付かわって昨日。

昨日は朝から目が赤く痒みもあるということで、登校する準備はさせて眼科へ寄ってから、学校へは遅刻にはなるけれど参加させようと考えていた。

キューリくんもその気でいたようなのだが。

すると眼科での検査結果的には陰性ではあったのだけれど、症状の酷さからウイルス性結膜炎(はやり目)を疑われ、とりあえず一日は様子を見てほしい、ということでドクターストップがかかり学校はお休み。

偶然の出来事とはいえ、キューリくんの登校意欲を削ぐ結果となった。

そこで家に帰り、勉強の遅れもあったのだけれど、結構みっちり国語と算数の勉強を見てあげることにした。

そうすれば(家にいても学校にいても勉強はするんじゃないか)という風に気付き、お友だちが沢山いる学校への登校を促すことができるのではないか、そう考えたからだ。

それでもキューリくんはもっともらしく

「ぼくは勉強が嫌でお休みしているんじゃないよ。吉田くんがいじわるしてくるからお休みしているんだから」

と私の考えを見透かしたように同じことを繰り返し、登校拒否の正当性を主張する。

吉田くんは幼稚園から一緒であり、確かに幼稚園の時には一方的にいじめられる場面が多かったようで、キューリくんは彼を毛嫌いしていた。

けれど小学校に入ると、どういうわけかキューリくんの会話の中に吉田くんの名前が混ざるようになり、そして日に日に吉田くんという名前が沢山登場するようになる。

すっかり仲良しという間柄になったように取れたので、一件落着などと安心していた矢先の登校拒否。

気になるので聞いてみた。

「吉田くんとキューリくんて仲良かったんじゃないの?」

「あーそれは前の話。ぼくやっぱり吉田くんのこと嫌い」

「なんで?」

「嫌味や悪口ばかり言ってくるし、命令もしてくるようになった」

そうか。キューリくんの話が本当であるならば、吉田くんという子は幼稚園時代のキャラを相変わらず引っ張っており、そしてクラス中のみんなから嫌われているようなのだった。

「ぼくは吉田くんと仲良くできるかな、と思ったけど、やっぱりダメだったんだ」

最後の発言から今回の登校拒否の引き金が伺えたように思えた。

ところが当然お友だちは吉田くんだけではないので、他のお友だちとは会いたいのだろう。

たまたま登校できたという月曜日。

キューリくんは吉田くんから「なんだよ、もう登校してきたのかよ」なんて嫌味を言われてショックだったらしいのだ。

子どもなんて空気読まずにズケズケ何でも言いたいことを放つ方が多いと大人は理解できるけれど、言葉を選び慎重に話すキューリくんからしてみれば、吉田くんの発言というのはそれはそれはショックだったようなのだ。

打たれ弱い、そうまとめれば分かりやすいか。

さて本日、体調のこともあるけれど、キューリくんは学校へ登校することができるであろうか。

それは神のみぞ知るというより、本人のやる気のみが左右することなのだけれど。

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