毎年恒例、登校拒否

見事にいつもこの位の時期なのであるが、キューリくんは登校拒否をする(保育園、幼稚園の場合は登園拒否か)。

今年もまた我が家に季節の風物詩としてやってきたのがこれである。

実はキューリくん、一昨日、昨日と意味なく学校を休んでいるのだ。

本人は一応もっともらしい理由をつけて休んでいるのであるが、正直突っ込みどころ満載の言い訳であり、でもかと言って首に縄付けてまで学校へ連れて行くほどのことではないと考えている。

今回の登校拒否の場合、要するに母親に甘えたい一心でのことなのであり、とにかく私に絡みついていたい、ただただそれだけのように思う。

それでは何故、学校を休んでまで私に甘えていたいのかといえば、ここからは私の全くの想像であるけれど、おそらくキューリくんには愛情の量が足りていないのである。

思い返せばキューリくんがもうすぐ1歳になろうとする頃、私はある朝突然布団から起き上がれなくなったのだ。

それは何日も続き、病院へ行き調べてもらったところ、鬱病だと診断された(この時点では誤診だった)。

そんなわけで以後3年以上、私は殆ど床から体を起こすことなく、育児も家事も全て主人に任せることになる(今も基本的にスタイルは変わらないが)。

ところがキューリくんが年中の春、突然保育園に行かないと猛烈に拒否の姿勢を示し、そうして以後半年間お休みすることになったのだった。

それからやはり年長のこの時期、キューリくんはお友だちとの関係がうまくいかず、しばらくお休みし、さらには小学校1年生の同じ時期にも、1か月くらいは不安定な時期を過ごしたように思う。

何れの時期にも共通することは、とにかく母親に甘える、ということである。

一緒に同じ遊びをするようにせがむ、同じ本を5回繰り返して読む、起きている時も眠る時もぴったりと寄り添っている。

まあ保育園や幼稚園の頃ならばよしとしよう。ところがキューリくん、小学校に入ってもこの時期になると赤ちゃん返りのようなことを起こし、そうして甘えてくるのだ。

おそらく圧倒的に母親から注がれるべき愛情量の不足。

母親はいつも床に伏し、キューリくん一人で遊ばなければならないことが多かった。

父親は家事に忙しく、満足にキューリくんの相手をしてあげられなかった。

保育園や幼稚園、さらには小学校では先生の愛情を独占できるわけではない。

キューリくんと十分向き合い、とことん付き合ってもらう、という経験が明らかに少ない。

これらの日常の積み重ねにより、愛情を糧に前に進むべき年代であるにも関わらず愛情が不足しているために、つまり燃料が足りないために前に進めない、エンスト状態なのではないか。

だからこうやって登校拒否を起こす場合、我々夫婦はそれを受け入れることにしているのだ。

今までかまってあげられなかった分、今ここで取り戻してほしい、そう願っている。

そうしてこの登校拒否期間で、たっぷりと愛情の貯金をしてもらって、また前に進んでもらえたら、そう願っている。

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