朝4時半。
いつも私が起きる時間である。
しかし最近体調が悪くてなかなか起きることができずに、何度も目覚まし時計をかけ直し、結局はキューリくんが登校するギリギリまで寝ていたりする。
ところが今朝は、何故か目覚ましなしに4時半前にキューリくんが1人で起きて、そして毎日決められた時間の20分間だけ動画を観ていたらしい。
確かに決められた時間内で動画鑑賞をやめたのは褒めてあげたい。
けれど何故最近は私も起きられないという早朝にわざわざ起きてしまったのだろうか。
それはおそらく本日学校では期末テストで、おそらく気が立って目覚めてしまい、心は祭り状態なのであろう。
つまり肉体は疲れているはずだけれど、心が先に起きてしまったのだろう。
なんと5時過ぎからは自主的に勉強をはじめたのだった。
キューリくんと共に生きてきて9年目、はじめて出くわした光景であった。
それにしてもいつも勉強しないキューリくんが自分から率先して「勉強しよう」だなんて。
勉強をこよなく嫌い全く勉強しないキューリくんなのに、何故テスト当日、しかもこんな早朝に起きて勉強をやる気になったのか、とても不思議である。
もしかして、将来的にはガリ勉になるので、その予行演習とでもいうのか。
いやそれはないと思う。
勉強に時間を取られて遊べないと、泣いて抗議するほど遊ぶことが好きなのだから。
それにガリ勉予行演習としても少し早すぎやしないか。
◇
こうなると大人もダラダラと寝ているわけにもいかず、主人も私もほぼ強制的に床から体を起こすことになる。
もちろんそういう意思はないのだけれど、「お父さん、お母さん」とまとめて大きな声で起こしにかかられたので、起きないわけにはいかないのだった。
◇
主人がじゃがいもの皮をむく音(お弁当を作っている)、キューリくんがえんぴつを走らせる音(勉強をしている)、そして私がキーボードを叩く音(ブログを書いている)が部屋に響く。
理想的な空間と時間の使い方だとは思うのだけれど、何分早朝であり、やる気がみなぎっているのはキューリくんだけであり、後の大人2人はキューリくんに強引に起こされた感が否めなく、納得のいってないような、もう少し寝かせてほしいというのが本音である。
キューリくんよ、同じテンションに持っていけなくて申し訳ない。
でも大人とはそういうものだ。
隙あらば眠りたい、そういう動物なのである。
ともかく、今日の期末テスト頑張ってらっしゃい!