子どもの五月病

なるほどナルホド。そうでしたか。

よく考えればだ、キューリくんの登園、登校拒否というのは毎年同じ時期に偏っているのだった。

それは梅雨に入る前の時期、一般的に大人が五月病を引き起こす時期と被っている。

4月、新生活に馴染もうと心を目いっぱいに膨らまし、しかし段々とそれを保つことが困難になり萎みゆく5月。

そういう時期にキューリくんは決まって登園、登校拒否をここ数年引き起こしているのだ。

もっともらしい理由をつけて欠席を繰り返しているけれど、結局のところ頑張って張りつめていた心が耐えられなくなり、萎んでしまった、ただそれだけのことなのかもしれない。

ところが表面上は一般的なものとは逸脱した行動を示すので、親は驚き不安に思い、この先どうしたら良いのだろうと途方に暮れる。

先の見えない鬱状態のような我が子を抱え、如何にすべきか、この子のやる気を取り戻すためにはどうすべきなのか、と焦ってポジティブなものを与えてみたりする。

ところが子どもは無反応。

この繰り返しにより、親もまた心が疲弊していく。

このように子どもの五月病というのは子だけでなく、保護者である親の活力さえも奪いかねない、そういった怖さがある。

ちなみに私は恥ずかしながら、自分でブログを書いていてこのことを発見した。

「そういえば同じ時期にキューリくんは登園、登校ができなくなるよな」ということを。

今更気付けた、やっと気付けた。

キューリくんとは五月病に陥りやすい、頑張り屋さんとも言えるし、心のバランスを取りにくいタイプの人間なのかもしれない。

同じ調子で1年を過ごすことが難しく、力加減が分からないのかもしれない。そんなことを思いついた。

普段の生活を見ていても、静かに絵を描いている時もあれば、算数の問題が分からなくて大声を上げている時もあるし、私に本を読んでほしいと甘えてくる時もある。

つまりキャラが一定していない印象を受けるのだ。

おそらく心の振り幅が大きく、彼自身それに付いていけなくて振り回されているのではないか。そういう風に考えると合点がいく。

ところで今日キューリくんが登校した。

理由は「体育の授業があるから」というだけである。

確かに先週2日休んだ曜日は、勉強系の授業が詰まっていたので、行きたくないという気持ちは分からなくもない。

案外そういう小さなことが理由で五月病は発症し、『行かない日』が積み重なることで『行けない日』が出てきてしまい、しまいにはとうとう登校できなくなる、という道を辿るのではないかと思ったりもする。

何れにせよ大人は子どもの心に耳を澄まし、『この子は今どのレベルなのか』ということを見極めることが大切なのではないだろうか。

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