父も母も鬱である

ここ最近毎朝。予定している時間に起き上がれない私たち夫婦。

どちらが先に鬱に迷い込んだかというのもはっきりしないけれど、とにかく同時期に具合が悪くなったことには違いない。

その中でキューリくんを育てていかなくてはならないのはとても苦痛であることは確かである。

けれど小学校2年生のキューリくんは、案外色々なことが自分で支度ができたりしているので、鬱夫婦には助かっている。

私の鬱というのは、双極性障害というのは殆どの時期が鬱状態なので毎度のことなのだけれど、主人が重い鬱というのは初発のような気がする。

朝起きられないのは勿論のこと、動作が非常にのんびりになっていて、そして時に何十分も空を見つめ、動作が止まっている時があり、主人と私、お互い壊れゆく己に活を入れるということをするわけでもない。鬱にされるがままである。

キューリくんの学校はあとはもう終業式を待つばかりなので、学童がある日以外はお弁当の心配をしなくてよくはなっている。

けれどこの週1、2日の学童のための弁当を作るのに、主人は苦悶に満ちた顔でなんとか作品を仕上げている。

私に至っては、主人にお弁当を作ってもらっていることを申し訳なく思いながら、なかなか床から起き上がることができない。

そう。最近ブログの更新がイマイチなのは、鬱に陥っているから、しかしまだ深みにははまっていないので、たまに何とか気力を振り絞って書いている状態なのである。

一方のキューリくんはといえば、最近私たち夫婦にとってはありがたいことに、映画のスターウォーズシリーズにハマってくれていることだ。

まず映画を楽しんでから、映画を見終わると早速工作用紙で映画の中の乗り物を再現したりして、時間を費やしてくれる。本当にスターウォーズには助けられている。

ただ一つ、とても苦痛なことがあり、それはライトセーバーという剣で一緒に戦いごっこをやらなければならないことだ。

どう考えても鬱が重そうな主人にはダメなので、ここは私が頑張ってキューリくんの相手をするのだけれど。私もやっているうちについつい元剣道部なので、本気で戦ってしまったりして労力を使ってしまい、ぐったりしてキューリくんを残し、布団に引き上げてしまうことしばしば。

こんなことではこの先の夏休み、どうなることやらという感じであるが、もうすぐ夏休みである。

燃料切れの主人、もはや燃料の入っていない廃車同然の私、そしてキューリくん。

この3人で今年の夏を越せるのだろうか。

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