グレーゾーン、WISC‐Ⅳを受ける その2

検査室のドアが開き、先生から中へ入るように指示された。

検査してくださった先生は主治医ではなくて、臨床心理士である。医師ではない。

検査終了後、この心理士からはキューリくんに関する質問だけではなくて、軽く私の状態に関する聞き取りもされた。

「双極性障害です」

「具体的にどのような症状がありますか?」

「カッとなってお皿を投げてしまったり、主人のスーツをハサミで切ったりしたことはあります」

「…双極性障害にそういう症状はないですけどねえ」

心理士は半分バカにしたような薄ら笑いをした。

勉強不足にもほどがある女だなあ、とその時私は思った。

双極性障害で躁状態に傾いている時、激高することなんてよくあることであり、それを抑えるために私は薬を服用しているというのに。

そんな基本的なことさえ知らない、無知なくせに私をせせら笑う臨床心理士に呆れた。

まあもっとも、私も大学で心理学を学んでいたので知っていはいるが、臨床心理士というのは医師免許がなくとも取れる資格である。

だから病院内での地位は低く、決して医師ではないから重要なことは任されない(というか、医師免許があるわけではないから重要なことを任せられない)、というような話を、精神科医の従弟から聞いたことがある。

ようするにその心理士は医師でもないのにしゃしゃり出てきて、己の無知さ加減を暴露してしまった、こういう形になるわけである。

女子医大には他にも心理士の先生が在籍しているのを知っているし、たまたま当たった心理士が悪かったのかもしれないけれど、とにかくそういう心理士に検査を任せているのである。かなり不安であった。

さて、心理士との会話が終わり、隣の診察室に呼ばれる。いよいよ医師による説明が始まる。

先生の机の上には報告書のようなものが置かれていた。これを読み解きながら、説明が始まる。

ここでまず特筆すべきこととして、女子医大の場合、どういうわけかこの報告書は持ち帰らせてもらうことができなかった。

先生に言えば持ち帰ることができたのかもしれないけれど、標準では持ち帰ることができない、というルールになっているようだった。

なので耳の穴をよくよく澄まし聞かなければ、重要なことを逃してしまう、そのようなシステムを採っていたのだ。

そして当時年長のキューリくんと私2人で病院の方へ伺ったという理由もあるけれど、医師から検査結果を聞く際は、キューリくんも診察室へ同伴させられたのである。

言葉の発達著しいキューリくんが検査結果を聞いて、ところどころ理解してしまうのでは?心傷ついてしまうのでは?

例えば別室で遊ばせておくなど、その辺りの配慮が全くなされていなかった。

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